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限界利益率と損益分岐点の違いは何ですか?

元々の限界利益は7,000円、限界利益率は7,000円÷1万円=70%です。 これが、値上げ後は限界利益8,000円、限界利益率8,000円÷1万1,000円=約72.73%に上昇します。 損益分岐点は固定費÷限界利益率なので、限界利益率が上がればその分、損益分岐点を下げることができます。 上記の例の場合、元々の損益分岐点は50万円÷0.7=約71万4,286円です。 一方、値上げ後は50万円÷72.73%=約68万7474円になります。

損益分岐点とは何ですか?

損益分岐点は、収益と費用が等しくなる点のことで、いわば赤字と黒字の境目です。 限界利益を知るためには、まず損益分岐点を理解する必要があります。 損益分岐点は、一般的に以下のような分析図で示されます。 分析図の横軸は売上高、縦軸は売上高のほか、費用、利益、損失の金額です。 費用には、売上原価、販管費、営業外費用、特別損失、法人税などの5つがあり、売上高に比例することなく、一定の額が発生し続ける「固定費」と、売上の増減に比例する「変動費」に分けられます。 ・固定費 売上の増減に比例せず、常に定量的に発生する費用を固定費といいます。 会社がテナントとして入っている建物の賃貸料などは売上が減っても減額されることはなく、増えたからといって急に増額されることもないので、固定費に該当します。

限界利益ってなに?

限界利益から分かることは、固定費を回収する見込みがあるかどうかです。 先ほどの例で言えば、洋菓子を1個売るごとに150円の利益が出ていることから、一定の販売数があれば固定費を回収して収益化ができます。 しかし、洋菓子が1個300円では売れず、値下げを敢行した。 と下がっていきます。 限界利益が100円であれば、値下げにより販売数が大幅に増加すれば固定費を回収できるでしょう。 しかし、限界利益が0円となれば、いくら販売数が伸びたとしても固定費を回収できる見込みはゼロであり、事業撤退も視野に入れる必要が生じます。 原材料の高騰など外部要因によっても限界利益が圧迫されることがあるので注意しましょう。 事業を継続させるために絶対に必要となるのが”利益”です。

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